おひとり女子くるみです。
みなさん、納豆好きですか?
おひとり女子は大嫌いでした。
でも、その効能を知るにつれ、どうしても克服したいと考えるようになりました。
そんな納豆の克服レシピと道のりをご紹介します。
納豆との出会い
おひとり女子は東京出身ですが、両親がともに納豆嫌いだったため、家の食卓に納豆が並ぶということはありませんでした。
衝撃の出会いを果たしたのは小学校の給食です。
教室中に変な匂いが充満し、ともだちは皆くるったように猛烈な勢いで納豆をかき混ぜてました。
さっきまで良く知る仲の良い友達が、突然見知らぬ遠い人となったようでした。
それからというもの、完全に食わず嫌いです。
給食で納豆が出る時には、息を止めたり窓の外に顔を出したり、とにかく苦しんだ記憶があります。
でも小学校を卒業してしまえば、納豆との縁も切れます。
納豆との再会
納豆のと再会は、大学卒業後に入社したスーパーです。
スーパーでは、かなり広い面積を納豆売り場が占めます。
開店準備でその広い売り場に納豆を敷き詰めるのですが、それでもお昼前にはガラガラになるので、納豆は常に気にして補充をしなければいけない商品のひとつでした。
ずっと縁がなかったので、そんなに売れる食べ物だと知らなかったのです。
いや、朝の定番といわれているということは知っていたのですが、それでもあんなに馬鹿みたいに売れるなんて。
飛ぶように売れていく納豆を間近に見て、自分が食べられないものがこんなに世間で愛されている事実に衝撃を受けました。
はじめて、納豆に興味を持った瞬間です。
納豆はスーパーフード
納豆ってすごい国民食なんだなぁと知ってみると、何故そんな愛されているのか知りたくなります。
調べてみたら、納豆は実はスーパーフードでした。
たんぱく質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素をすべて含み、食物繊維も豊富。
ナットウキナーゼは免疫力を高めかつ血液をサラサラにし、イソフラボンは美容効果があり、大豆サポニンが代謝を促進、女性に嬉しい鉄分や葉酸が貧血対策にもなります。
もう、納豆だけ食べておけばいいんじゃないかと思ってしまうくらい、様々な栄養素が詰まっているのです。
(実際には、同じ食品の大量摂取はよくないので、食べても1日2パック程度が良いようです)
でも納豆のステキなところは、栄養満点というだけではありません。
おひとり女子はむしろ、こちらの副次的な性質に惹かれました。

パックから出すだけで食べられる
どんなに栄養満点でも、手間ひまかけないと食べられないとなると、手が遠のきますが、納豆はパックから取り出したらすぐ食べられます。
包丁やまな板を使う必要がないし、火を使う必要もありません。
それでいて栄養も満点なんて、最高です。
桃が大好きなのに、皮をむくのが面倒だからバナナを食べる、というくらいめんどくさがりにしてみれば、こんなにおひとり女子向きな食品もありません。
心の片隅に、なんとか克服したいという意識が芽生えました。
チャレンジレシピ1回目:失敗
=== チャレンジレシピ①材料 ===
ネットで調べた克服レシピを試してみました。
納豆1パックに、同量のキムチをいれ、ひとくち食べた途端に、吐き出したくてたまらない衝動に襲われました。
水で流しこんだ後、キムチとねぎに対して納豆が多すぎたんだろうと、キムチとねぎを大量に追加したのですが、食べられないシロモノの量が増えただけの結果に終わりました。
食べ物を捨てるのが嫌いなのでかなり悩みましたが、3口食べて限界になり、処分してしまいました。

口に入れた瞬間にさらに広がる納豆の匂いが、どうしても受け付けない

匂いを我慢しても、納豆の変な苦味がどうしても受け付けない

納豆を噛んだ時のにちゃっとした感触がどうしても受け付けない
楽天家であまり落ち込まないおひとり女子ですが、この時は流石に落ち込みました。
おひとり女子は割と食わず嫌いが多い子供だったのですが、大人になって色々チャレンジし、好きになったものもあるし、好きにはならずともまあ食べられると意識を新たにした食べ物もたくさんあります。
なので、納豆も食べてみたら食べられるんだろうと舐めてかかっていました。
ところが、納豆は強敵だったのです。
挫折したおひとり女子は、職場の子に残りの2パックをプレゼントしたあと、また数年納豆とは縁のない生活を送ります。
チャレンジレシピ2回目:失敗
そして数年後、やっぱり栄養満点でお手軽フード納豆を諦めきれず、またチャレンジです。
=== チャレンジレシピ②材料 ===
友人オススメの、「いらんことせず、オーソドックスな食べ方が一番美味い」というレシピです。
でもこのレシピは、納豆が好きな人だからこそ美味いと思えるレシピなのでしょう。
レベル1の勇者にラスボスダンジョン行かせるようなものです。
前回の失敗を踏まえ、納豆1/4パックに、山盛りの青ねぎで、納豆食べているというよりねぎを食べている状態だったのに、口に入れた瞬間にやっぱり無理だと悟りました。
別の方法を試す勇気も持てず、食べかけの納豆は処分。残りの2パックはやっぱり職場の子にもらってもらいました。
心の傷が増えました。
チャレンジレシピ3回目:成功!!!
さらに数年後、やっぱり手軽に栄養摂取が諦められず、懲りずにまたチャレンジです。
=== チャレンジレシピ③材料 ===
今度は、キムチとほんのちょこっとの納豆でスクランブルエッグにしてみました。
手軽に食べられるのが、おひとり女子にとっての納豆の最大の利点なので、火を使わないといけないのは邪道なのですが、とにかく納豆を食べられるようにならないとはじまりません。
生で食べて2回も挫折しているので、火を入れてみることにしました。
流し込む為の水を用意して、意を決し、おそるおそる口に入れてみたら・・・

あれ?これ、たべられるんじゃね?
熱すると納豆の匂いが更に強烈になるというような説も目にしていたので心配だったのですが、むしろ口に入れたときの匂いは抑えられていて、というよりは本来の納豆の匂いからはちょっと変質してまろやかになっていて、嫌悪感がありません。
納豆を噛んでみた時のにちゃっと感は多少あるモノの、あのなんとも言えない変な味はあまりしません。
眉間によっていたシワもかなり取れて、なんとか完食できました。
一気に自信をつけたおひとり女子は、1/4ずつ毎日キムチスクランブルエッグで消費していきました。
1パックを食べ終わったあとは、1回のスクランブルエッグに1パック投入という暴挙に出て、コレも見事に完食。
生まれて初めて、納豆3パックを自力で食べ切ることができました。感動です。
納豆を克服するコツ
おひとり女子の経験から得た、納豆を克服するコツは以下のとおり。

生ではなく火を通す

キムチやカレーなど味の濃いものとセットにする

納豆は美味しい、納豆は食べられると思い込む
レシピももちろん重要ですが、洗脳は効果があります。
食わず嫌いは、長年その対象を「食えたもんじゃねぇ」と思い続けています。
傲慢にも、食べるに値しないものだという意識が強すぎるのです。
もともと「不味いものだ」と思っているので、ちょっと慣れない味だったりすると、すぐに「ほら、やっぱり食べてみても不味いじゃないか!」と思いがちです。
おひとり女子が過去2回失敗しているのも、この意識が強かったからではないかと思います。
特に2回目は、1度失敗しているから余計です。
今回3回目で成功したのは、レシピも後押ししてくれたものの、この意識の改革も良かったと思っています。
「納豆は国民食。みんな大好き。多くの人が美味しいと思っている。おひとり女子だって美味しく思えるはずだ。美味しく食べられるはずだ。」って言い聞かせながら食べましたから。
ちなみに、血液をサラサラにしてくれる納豆の注目栄養分「ナットウキナーゼ」は熱に弱いので、火を使った調理法は栄養の面からはあまりオススメではありません。
でも、克服するまでは栄養がどうのこうのなんて気にしている場合ではありません。
どうせ克服したら、生で美味しく食べられるようになるのですから。
オマケ:克服後にオススメのレシピ
美味しくお手軽スーパーフードを食べられるようになったおひとり女子は、調子に乗って今では毎日夜ご飯は納豆です。
もう生でも食べられるようになってので、お気に入りのお手軽レシピを紹介します。
=== 克服したら美味しいレシピ①材料 ===
チャレンジ1回目に挫折したレシピです。笑
克服してしまえば、美味しく食べられる不思議。
野菜のカットはめんどうですが、おひとり女子は冷凍のカットおくらとカットした青ねぎを使用するのでラクチンです。
青じそは、現在ベランダと室内で育成中です。
=== 克服したら美味しいレシピ②材料 ===
友人から教えてもらったレシピ。塩麹は、普通の塩でもOKです。量は適当です。
野菜好きなので、やっぱり何かしらトッピングします。冷凍ですけど。
まとめ
納豆嫌いの人、大丈夫、誰でも美味しく食べられるようになります。
必ず、克服できます。
克服して、楽しい納豆ライフを送りましょう。
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